Before corona(コロナ前)の世界からAfter corona(コロナ後)の世界への変化

Hagiyamaです。

「コロナウイルスに感染すると、ものすごいスピードで病状で悪化することがある」

・・と著名な医師がテレビで言っていましたが、今私達が置かれている世界も、このコロナ病状の悪化速度と同じくらいのスピードで変わりつつあると感じます。

これは、悪い意味でも、良い意味でもです。

私の周りだけかもしれませんが、「コロナウィルスに対するワクチンや特効薬ができたら、コロナが出てくる前の世界に戻る」という風潮がまだあるように思います。

ですが、私はそう思いません。

「今世界で起きている変化は不可逆的なもので、コロナウィルスが出てくる前の状態にはもう戻らない」

と私は考えています。つまり、

Before coronaの世界」→ 「現在」 →「After coronaの世界」

コロナウィルスが出てくる前と後の二つの世界が、完全明確に、きっぱりと分かれてしまったと考えています。

同じような出来事について歴史を振り返れば、「1941年12月以前の戦前時代」と、「1945年8月からの戦後時代」のようなものでしょうか。

コロナウイルスの存在は、Game changerとなってしまったと思います。


以下は私の主観に過ぎませんが、After corona(コロナ後)の世界では、きっと次のようなことが起きると思っています。

  • 東京一極集中の分散化
  • 行政等手続のペーパーレス化(または/および)オンライン化
  • 在宅勤務によるオフィスの不要化(=都市部のオフィス不動産相場の下落)
  • 公共交通機関(電車・新幹線・飛行機等)の衰退および自家用車の普及発達
  • IT業務の発達
  • 健康管理への関心増大

いつまでも旧来の、Before Coronaの世界では当たり前だった方法、たとえば判子や紙面での契約、郵送といった手続にこだわっていては、時代に取り残されて生き残れないことは間違いないでしょう。

また、現場や外出が必須な職種(医療従事者、介護、警察官、役所公共機関、物流や建設現場など)を除き、「オフィスに通勤する」という概念自体が徐々に縮小していくことが予想されます。

もしオフィスワーカーで、現時点で技術的な問題(セキュリティの問題でモバイルPCから社内システムへのアクセス環境が無いなど)でオフィスへの通勤が必須となっている場合には、今起きている時代の変化に取り残されてしまうのは目に見えています。

「種の起源」や「進化論」で有名なダーウィンの名言を借りると、

「生き残る種とは、最も強い者ではなく、また最も知的な者でもない。それは変化に最もよく適応した者である。」
(原文:”It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.”)

太古の恐竜のように、環境の変化に適応できないとあとは滅びるだけ。

今後コロナウイルスがこの世から絶滅するということはおそらく無いでしょう。今まであったインフルエンザウイルスと同じように、人とウイルスとが共存していくしかありません。

このようなAfter Coronaの世界で生き残るためには、コロナ蔓延真っただ中の今のこの世界で起きている環境の劇的な変化を注視し、その変化に適応することが求められます。

一つ一つは小さな事であっても、今のうちに変化に適応していきたい思います。