インドのあれこれ(景気・衛生面・英語・税制など)

Hagiyamaです。

今回はインドについて少しお話しします。

私は今までインドに仕事で3回渡航した経験があります。

「インドにはビジネスチャンスがある」とよく言われています。

私なりのインド像(景気・衛生・英語・税制など)を述べたいと思います。

 

景気:

インドといえばIT大国といわれ、GDPも毎年5~7%増で推移している先進国のイメージが強いですが、実際にはまだまだ発展途上にあるという印象です。

空気は白くて汚いですし、残念ながら治安もあまり良いとは言えません。

道路はあまりよく整備されておらず、インドで神聖な動物とされる牛が道路の真ん中をのうのうと歩いていたりしているのですぐに渋滞が起きます。

(道の真ん中を歩く牛の群れ・2017年3月撮影)

 

インド人は基本的にみなフレンドリーで、他人との壁を作らない人が多いです。

また、みな直感的に生きているような感じがします。

 

 

衛生面:

空気がよくないというのは冒頭で述べた通りですが、インドの水は飲めません。

先進国も含めて海外の水はどこも同じようなものかもしれませんが、インドの水は特に衛星面がよくないと感じます。

初めてインド出張に行った人がお腹を壊すという話はものすごくよく聞きます。

ただ、現地のインド人はトイレの水をガブガブ飲んでいたりするので、きっと体内に免疫があるのでしょう。

(幸いなことに、私の初インド出張の時も奇跡的に大丈夫でした)

 

また、インド国民食のインドカレーは美味しいですが、香辛料がふんだんに使われておりまた油も半端なく入っているため、美味しいからと食べ過ぎるとこれもお腹を下します。

気を付けるべきは、「水と油」です。

歯磨きもミネラルウォーターで。

お酒等に使われるロック(氷)にも注意が必要です。

 

英語:

インド人の話す英語はとても訛りが強く、基本的に何を話しているのかがとてもわかりづらいです。

私が初めてインドに行った時には、インド人の話す英語が全く分からずに頭が真っ白になりました。

ですが3~4日ほどそうこうしていると、脳が少し慣れてきたのかほんの少しわかるようになった気がします。

若い人や女性の話す英語については聞き取りやすい印象です。

 

税制:

少し業務に関連する話をすると、

インドの税制はとても複雑だと感じます。

税の種類の多さもさることながら、州によっては全く異なる税金があったりします。

2017年7月1日から適用されたGST(Goods and Service Tax:物品サービス税。いわゆる「間接税の統一化」。日本の消費税のようなもの)によって、州外取引(*)に関する税負担は経験されました。

ですが、GSTの対象外となる税もまだまだたくさんあります。

(*GSTの適用前は、州を越える取引に関する支払い間接税は受取り間接税と相殺できず、そのままコストとなっていました)

 

以上です。

インド3回の渡航を踏まえると、「インドにはビジネスチャンスがある」と感じます。

弊所は現在のところ海外はシンガポールが中心ですが、将来的にはインドにもビジネスを展開していきたいと考えています。