おはようございます。matsumotoです。
最近はIFRSの話ばかりが続いておりましたが、たまには肩の力を抜いてお届けしようと。そんなわけで、最近のmatsumotoの動向をひとつ。 今回はお馴染みのあの地球儀は登場しません笑。 それではさっそく始めてゆきましょう。
先日、他の士業の知人が主催する勉強会に参加してきましたので、今回はその時のお話を。
今回参加した勉強会では、2コマの小講義+懇親会の形式で運営されていました。
講義のうちの一つは必ず法務や税務・会計の分野から、もう一つは全く別の分野の講義が展開されます。
今回は、講義の前半が公認会計士の先輩による中小企業のM&Aにまつわるお話、後半は不動産会社の方による不動産賃貸業の歴史についてのお話でした。
講義の前半戦、M&Aというと、会計の分野の中でもより専門的なイメージであり、私としてもあまり触れる機会を持たない世界だったのですが、最近は中小企業の存続をかけた事業承継の手法としてのM&Aが盛り上がっているそうです。日経でたまに見かける巨額の買収事例がTHE M&Aのイメージでしたが、お話を聞いていると、これからは他人事ではないのかも…と感じました。
ただ一方で、それに便乗した適当な仲介屋もはびこっているとのお話も。仕事をしていると、たまにM&Aの仲介手数料を見かけることがあるのですが、成約額の〇%という慣例ゆえか、その金額の高さに衝撃を受けた記憶もあります。それもあってか、手数料だけが目的のよくわからない会社も増えているのかもしれません。
講義としては45分くらいのショートスタイルでしたが、M&Aを専門にやられていることもあり、豊富な経験に基づく説得力のある説明、業界の裏話も聞くことができ、勉強になったなあと。この仕事を続けていると、ついつい自分のできる範囲に留まりがちなのですが、難しいと(と思われがち)な分野をあえて率先して専門特化さされている=差別化路線はやはり素晴らしい!と再認識したと共に、「私も頑張らないと…!」と良い刺激を頂けた内容でありました。
講義の後半、不動産分野の講義ではこれまた一風変わった切り口で、不動産賃貸業の歴史に関するお話でした。最近は「不労所得を作りましょう!」だの「サラリーマンでも始められるワンルーム投資!」だのをよく目にするので、講義を受けるまでは斜に構えていたものでしたが、良い意味で裏切られました。歴史モノという、純粋に興味を持てそうな話題を仕上げてきた講師のセンスに感心したものです。自身の専門分野について、歴史も交えてお話できる方って素敵です。不動産業界というと、仕事の上では不動産業界の方々と直接的な関りを持つことはあまりないのですが、こうしてお話を聞いてみるとなかなか面白いものでした。
講義を終えると懇親会へ。参加者は弁護士・税理士、司法書士、社労士さんなど、士業の方が勿論多いのですが、中にはヨガの先生やフリーアナウンサー、ラジオパーソナリティの方など、バラエティに富んでいました。講義タイムでは皆黙々と聞いていたものですが、お酒の場では同業の方に始まり他士業の方ともゆる~くお話することができ、良い機会でありました。
今回参加して思ったことは、どんどん外の世界に触れてみよう!ということです。ついつい自らのフィールドから抜け出さない癖がついていた(勿論、仲間内での情報共有なども大事なのですが)のですが、こうして知らない分野のお話を聞いてみたり、まったく異なる業界の方と接してみると、思わぬところに自分のこれからを考える上でのヒントが転がっていたりするものだなと。
今までの自分の行動を反省しつつ、これからもっとこうした会に参加してみようと思った1日でありました。
それでは、また。