おはようございます。matsumotoです。
私が初めてこの表記を目にしたのは海外子会社のJ-SOX監査の時でした。
とういうことで、今回は「稟議書」について少々。
特段目新しい話でもないので大目に見て頂ければ幸いです。
稟議書といえば一般事業会社の方にはお馴染みの書類かと思います。
起案者→上長→部課長→部長→役員→社長→会長…というように次々に
回覧、ハンコが押されてゆくアレです。
wikipediaによれば、
“稟議とは、会社・官庁などの組織において、会議の開催により消費する時間を減らすため、担当者が簡易案件を作成して関係者に回し、それぞれに同意のための捺印と承認を求めることをいう。”
ということらしいです。
日本語の意味はさておき、海外では稟議書に相当する言い回しはないようで、
それゆえに親会社(国内)にならって海外子会社が文書を整備してゆくと、
「RINGI」ないし「RINGISYO」という名前の文書が出来上がるのだとか。
以前、hagiyamaが日本の文化の一つして「根回し」を記事に挙げていましたが(下記)
稟議書も「根回し」文化の表れなのかもしれませんね。
当たり前のように感じていた「稟議書」の存在ですが、
海外を目にして初めて日本特有の文化であると気づいたお話でした。
最後に一つ小話を。
判子が一斉に並んでいるのが稟議書の特徴でもありますが、
こんな状態で押されていることもありました。
目上の者への敬意を払う、「お辞儀ハンコ」というものみたいです。
なるほど!と思いつつも、ここまではしなくとも…とも思いました笑。
以上、matsumotoでした。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。