PCブラックアウト体験記(備えあれば憂いなし)

matsumotoです。お盆が明けましたね。
残念ながら昨日、一昨日と台風の関係であいにくの天気でしたが、
みなさまはリフレッシュできましたでしょうか。

実はこのお盆の間に普段使用しているPCに異変が生じました。
幸いにして買い替えずには済んだのですが…
今回はその時のことについてお話したいと思います。

目次

トラブルは突然に

それはつい4日前の出来事でした。
起床して、いつものようにPCを開き、
パスワードを入力して、PCを立ち上げようとしてみると…
突然画面がまっくらになってしまったのです。

慌てふためくわたし。その時の内情とすれば、
「どうしよう、前回のバックアップいつだっけ…まずいなあ」
「近々で作ったデータがデスクトップに置いたままだったなあ…」
「万が一修理になったら、次回の出張に間に合わないかも…」
「再投資になったらまたお金も飛んでいくなあ…」
などと、色々なことが頭をよぎり、一気に目が覚めたのでした。

とはいえ、まずはPCの状態を今一度確認してみようと思い、
一度電源を落として再起動してみると、やはり画面はまっくら。
…だったのですが、はて?どうやらその他は動いていそうである。
(ハードディスクの動く音などは普段通りのようであったのである。)

もしかしたら本体のディスプレイだけダメなのでは?
ということで、外部モニターにダメもとで接続してみると…

なんと、幸いにして画面が映ったのです。
外部ディスプレイとはいえ、画面が映るのであれば一先ずは安心。
しかし、いつ完全に故障するか分からないという状況でしたので、

「急いでバックアップしなければ!」

ということで、早速作業に取り掛かったのでした。

実際に実施したこと

今回は下記の対応を取りました。

①外付ハードディスク(HDD)へ全データを退避する
②クラウドストレージのデータを整理する
③アプリケーションやソフトウェアの名称をメモする
④メールソフトなど、細かな設定が必要なものについては
 設定手順を再確認、メモする

①については昔からある手法ですね。とはいえ、そのHDDの
中身が飛ぶとも 限らないので、さらに②で更新頻度の高い
データをバックアップしました。

ちなみに、クラウドストレージとしては「DropBox」を使用
しています。 ネット上にデータ保存するのセキュリティが心配…
という方もいらっしゃるかも しれません(実際に、使い始めた
ころの私はそうでした。)が、DropBoxには「二段階認証」
機能というものがあります。


こちらはPCでのログインに加えて、スマホへ2番目のパスワード
をSMSにより送信、そのパスまで入力しないと保存したデータ
を参照できないというものですので、セキュリティが心配な方は
こちらを導入すれば概ね問題ないのかなと思います。
(わたしも実際に導入しています。)

クラウドストレージによれば、①の退避データを移し変える、
というアクションは 不要になるので、積極的に活用したい
ところですが、容量の上限もあったりしますので、
データ量がそれなりに多いということであれば、ひとまずは
全てを①によりバックアップ、 さらに②を併用する形が良い
のかもしれません。

③に関しては仕事を進める上で使用頻度の高いソフトウェア
やアプリケーションをメモしておきます。ソフトウェアなどの
インストーラーって、インストールが終わると容量節減のため
に消去される方も少なからずいるのではないかと思います。
そして、突然PCが故障した時には、

「あれ、何を入れていたっけ…?どんな名前だったっけ…?」

となり、ネット上を探しまわることになりかねません。
そこで、今回は特に使用頻度が高いものについてメモして
おくこととしました。

④についても重要かと。wordpressやメールソフトなどは
初期設定が諸々あるので、導入するときは面倒な一方、
以降はその時の手順など見返すことも基本的にはないので、
ついつい手順などを忘れがちです。

メールやwordpressは仕事を進めたり、情報を発信する上では
欠かせないツールとなっていますので、復旧できないとなると
大変なことになります。設定を見直して物理的にメモとして
残しておくと良いかもしれません。

PC本体の問題を解決しよう

バックアップが一通り終わったところで、PC本体の問題を
解消しなければどうにもなりません。
(外部モニターでなんとかなるといって、本体画面が
 映らないままというのも不便極まりないですし。)

問い合わせの前には、以下は済ませておきましょう。

・保証書を手許に用意しておく
 私の場合、購入当初のPCの箱と保証書が実家に置いたままでしたので、
 取りに行く羽目に…。修理に出すとなれば必須です。
・製品の型番を控えておく
 web上で問い合わせるにせよ、サポートセンターに電話するにせよ、
 製品の型式やシリアルナンバーは必須項目のようです。ですので、
 あらかじめ控えておくようにしておきましょう。

さて、準備を済ませた後の実際のアクションですが、まずは
サポートセンターに電話してみることから始めてみるのがオススメです。

というのも、異常の内容いかんによっては修理に出さずとも修復可能
な場合があるからです。
今回のPCの異常については、サポセンのお姉さんからの電話で教えて
頂いた方法を試すことで即日無事に復旧させることが出来ました。

この点、お問い合わせフォームで症状を記載し、返信を待ったり、
いっそ修理依頼をweb上から出してしまうという方法もありますが、
前者はテンポが悪いですし、後者は今回のようなケースであったとしても
PCが手許にない期間(修理から返却までの期間について伺ったところ、
およそ10日ほどはかかるとのことでした。)が発生することになりますので、
まずはサポートセンターに電話してみて、それでも解決できない場合には
修理依頼へ進むのが良いかと思います。

実際に修理に出すしかないとなった場合、
メーカーや保証書の内容によっては代替機を送付してもらえることも
あるようですが、私の場合は付かないとのことでした。
今後新しいPCを買うときには保証の内容として修理期間中の代替機
の有無はしっかり確認しておこうと思いました。

代替機がないとなれば、家電屋さんで即日持ち帰ることが出来るモデル
(緊急用のサブPCとして割り切り、スペックは抑えめでコストダウン)
を購入するなどして、当面は持ちこたえるしかないかもしれません。

法人に所属していたころは、PCの諸問題があったときには、社内の
専門の部署にあずけ、すぐに予備のPCを貸与して貰えたのですが、
独立するとそうはいきません。こうしたトラブルは恐ろしいものです。

いざという時に備えておこう

PCの故障は突然やってきます。
今回はOSなどの重要な部分ではなかったですが、過去にはこうした
重要な部分に問題が生じ、まったく起動しなくなったこともありました。
ついつい忘れがちなデータのバックアップですが、こうした不測の事態に
備えて定期的に対策をしておくべきだなと。良い教訓となりました。

暑さが続きますが、私にとってはヒヤヒヤのお盆となりました。
みなさまもこのようにならないよう、お気を付けください。
以上、matdumotoでした。