ライクワーク・バランス(バッテリーの消耗とリチャージ)の大切さ

Hagiyamaです。

私は最近、仕事一辺倒の生活をしていたので、全身に湿疹ができ風邪を引き咳と鼻水が止まらず体は重い・・といういわゆる「満身創痍」の状態だったのですが、敢えて仕事を休んで病院に行き睡眠を取ってセーブしていたら辛い症状もだいぶ収まってきました。

仕事一辺倒とかは、社長(特に独身の)にありがちだと思います。

これはこれでその人の人生なのでどうこう言うものでもないのですが、世の中の全てが仕事第一ではないはずだと感じます。


ところが、そういった仕事一辺倒の人は仕事=人生で仕事第一主義なので、他の人が「働き方改革」だとか「ライフワークバランス」だとか何を言おうとも、聞き入れられることはありません。

まあ従業員や家族や周りの人などに迷惑をかけなければ、それはそれでいいと思います。社長が自分だけ365日休みなく働くのは自由です。ですが、社長が従業員にまで自分の価値観を押し付けていたとしたら、そこには弊害しかありません。

従業員は所詮は従業員でしかないので、もし働けば働くほど儲かる仕組みがあったとしても、必ずどこかで歯車が狂います。


先日M&Aセミナー(事業購入や売却を考えている起業家の集まり)に参加し、IPOに成功した方々の話を聴く機会がありました。

仕事としては他の人にできないような素晴らしいことを成し遂げていると感じる一方で、同時に家庭やプライベートのすべてを犠牲にして仕事に全エネルギーを注いでいるという印象も受けました。(家庭不和が・・と仰っていた方もいました)

家庭をお持ちでありながらも、会社に泊まったり出張で何週間も家に帰らないというのはザラだと聞きます。

これはこの方の人生なので否定するものではないのですが、昨今においては、「ライフワーク・バランスを重視するほうが結果として事業も人も長続きする」と感じます。

ライフワーク・バランスを無視した働き方、つまりは社長の365日働くようなやり方を従業員に押し付けるような会社は、どんなに魅力的な事業をしていたとしてもそれは社長のワンマンとなってしまい、結果として周りから人が離れていくことになります。

このIPO社長の話を聴いていて、得られたものもある反面、裸の大様にならないよう気を付けたいと感じました。

「仕事は楽しく、かつ、定時にはきっちり帰る」

この仕事が最も理想です。


会計事務所で言えば、決算の締めや監査、確定申告の繁忙期で忙しいというのは下型ないのかもしれませんが、年がら年中忙しい、休日も返上・・という状況は何としても避けたいところです。

どんなに楽しい仕事であったとしても、休まなければ必ずバッテリー(体力・やる気・精神力など)は消耗し続けるので、定期的にリチャージ(充電)する必要があります。

充電しても消耗しきっていて充電できなくなるくらいに働くというのは、賢い選択とは言えません。

定時で帰ることでバッテリーを消耗しきる前にリチャージしたほうが、バッテリーはより長く持つはず。

仕事で誰かからどんなに怒られようとも、過労で病んで死ぬよりかはマシ。」

これを肝に銘じたいと思います。