独立を志したきっかけ

Hagiyamaです。

「どういった理由で独立されたのですか?」

と聞かれることがよくあるのですが、私は独立しているつもりはありません。

なぜなら、独立とは「独りで立つ」と書きますが、決して独りで立つことができず、周囲の方々の支えがあってこその独立だと思っているからです。


とはいっても、定額の給料ではなく事業主として生計を立てている以上は、周りから見れば独立しているということになるのでしょう。

私が独立した理由の一つとしては、私がいつも心がけていることは、仕事でもプライベートでも「他の大勢の人があまりやっていなさそうなことをやる」というものです。

これはいわゆる差別化の考え方なのですが、この差別化の概念があるのとないのとでは、人生の質がだいぶ変わってくると思っています。


私が会計士試験の勉強をしていた大学生の頃は、周りの大学生の友人はどちらかと言えば遊んでいましたので、その頃は大きな流れに逆らっていたということになります。

大学生時代でいうならば、「他の大学生があまりやっていないことをやっていた」ということになります。

ですが、試験を通過し監査法人に勤務していると、周りはみんな会計士。

安定した収入に定期的な仕事。

業務に追われるうちに学生時代に持っていた差別化の意識は徐々に薄れてきて、周りと同じ大きな流れに乗ってしまっているということに気が付きました。


大勢の周りと同じ方向に向かって歩くと安心はするのですが、実はそこに自分の意思はなく大きな川の流れに流されているだけのように見えます。

人生は人それぞれなので大きな流れに敢えて逆らう必要はないと思うのですが、大きな流れから少し外れ横道に行ってみると、実は人が少なくて快適な道が見つかったりすることがあります。

イメージとしては、通勤時間帯に大勢の通勤者がが通る大通りを外れ、雑居ビルの裏道を歩いてみるという感じでしょうか。


他の人があまりいないことというのは何かしらの理由があり、多大な学習や努力が必要だったりとたいていは苦痛を伴います。

ですが、その苦痛を苦痛と思わずに続けていれば、いずれは誰もいないブルーオーシャンにたどり着くのだと思っています。

自分が周りの大きな流されていないかどうか確認してみると、もしかしたら今まで見えてなかった新しい道が見えてくるのかもしれません。

少し語りが入りましたが、これが独立を志している人の一助になれば嬉しく思います。