中国語を過去2年間学習した経験から語る、中国語と日本語の違い

Hagiyamaです。

業務上どうしても中国語の学習が必要になったため、中国語を再学習することにしました。

再学習というのは、私は独立直後くらいに中国語の学習にハマったことがあり、その際に中国語を2年間ほど勉強して中国語検定3級を取得したことがあるからです(ちなみに3級は日常会話レベルです)

その後、残念ながら中国語の学習に挫折し、現在に至ります。


中国語はすべて漢字でできているため、日本人にとってはとても親しみの深い言語です。

中国語の文章を読んでなんとなく意味が理解できるというのは、日本人の特権でしょう(文字として漢字を使う言語は、世界でも中国語と日本語だけ)

中国と日本だけとはいっても、中国語は中国だけでなく台湾や香港・シンガポールでも普通に話されており、また中国語のスピーカーは世界中にいます。

そのため、中国語は英語の次に習得すべき言語かもしれません。


日本語と中国語の一番大きな違いは、何といっても発音です。

中国語の発音には上がり下がりのいわゆる「四声」があり、これは発音の平坦な日本語にはない概念です。

そのため、日本人にとって中国語のリスニングとスピーキングには大変な苦労を伴います。

読み方が同じでも四声が違えば全く違う意味になってしまうため、中国語の学習するにはまずこの違いを理解するところから入る必要があります。

日本語で言うならば、「橋(はし)」と「箸(はし)」の違いのようなものでしょうか。

別の言語を見てみると、タイ語やベトナム語には中国語と似た発声をするため、タイ人やベトナム人にとって中国語の漢字の意味さえ理解できれば中国語スピーキングを習得しやすいともいわれています。


日本人にとって中国語の厄介な「四声」ですが、すでに中国語を習得されている諸先輩方に中国語の四声の悩みを聞くと、皆さんは決まってこういう回答が来ます。

「四声なんて気にしなくても文脈でわかるから意識する必要なんてない」

言語はコミュニケーションの手段。

結局のところ、「リスニングスピーキングが難しいから中国語やーめた」ではなく、めげずに中国語を学習し続けるモチベーションを保つことが一番大切ということでしょう。