Hagiyamaです。
今回は主に事業主向けの仕事論です。
私はなるべく「暗黙の了解」というものを疑うようにしています。
もちろん常識を破って法令や道徳に反する行為をするのはご法度ですが、「暗黙の了解」と呼ばれているものの中には、あまり意味のなさないものもあったりします。
その一つとして、名刺の裏面。
普通、名刺の裏面には何が書かれているでしょうか?
たいていの企業では、表面の日本語の英語版が書かれていると思います。
試しに私の手元にある頂いた名刺を数十枚眺めてみると、その半分強の裏面は表面の英語版が書かれていました。
ですが、海外出張を頻繁にする人ならともかく、普段の業務で日本語の全く読めない人と名刺交換する機会はかなり限られています。
裏面の英語版を向けて名刺を交換する機会があるかどうかは、はっきり言って疑問です。
(ちなみに私の6年間のサラリーマン時代に、英語版が書かれている名刺の裏面を向けた経験はゼロでした)
これはおそらく名刺作成の際の「暗黙の了解」というものでしょう。使うか使わないかは関係なく、とりあえず裏面には表面の日本語の英語版を書くという・・
サラリーマンを辞め個人事業主となった私は、自由に自分の事務所の名刺デザインを決めることができます。
そこで、私は名刺の裏面を有効活用することにしました。
具体的には、業務内容と簡単なプロフィール・趣味を書くようにしました。
そうすると効果てきめん。
初対面の人と名刺交換した時、名刺の裏に書いたことを話のネタとして拾ってくれるようになりました。
- プロフィール記載の出身大学
- 同じく過去の勤務先
- 趣味
特に趣味については反応が大きく、名刺を作った私がその効果に一番びっくりしています。
名刺はビジネスで使うお堅いものですが、そこに少し「柔らかい」内容を記載すれば、初対面のビジネスにおける独特の緊張感や堅苦しい雰囲気ももほぐれやすくなるような気がします。
ただ逆に、名刺の柔らかさばかりにこだわって中身が伴わないというのは避けたいと思っています。何事もほどほどが大切ということでしょう。
名刺の裏面を例に出しましたが、独立の醍醐味は自分の好きなようにビジネスを決めることができるという点にあります。
「名刺の裏面は表面の英語版でなければならない」というルールはありません。
暗黙の了解を疑いましょう。