趣味(ワイン)の話

Hagiyamaです。

たまには仕事を離れ、趣味の話をします。

私はとあるきっかけでワインにハマることになり、数か月ワインスクールに通って、日本ソムリエ協会主催のワインエキスパートの資格を取りました。

いまや飲むアルコールといえば、ほとんどワインです。

私がワイン好きということで、ついこの間とある新年会にてビジネスパートナーにワインをいただく機会がありましたので、いただいたご恩の備忘も兼ねてこちらで紹介しようと思います。

いただいたワインの一つは、高級チリワインの「Almaviva」(アルマヴィヴァ)です。

チリ産ワインの印象と言えば、「安くて味はそこそこ」というのが定番です。

日本でチリ産ワインが安い理由は、日本とチリとのEPA(経済連携協定)によります。

日本でのワインの関税は平均15%前後ですが、日本はチリとのEPAによってワインにかかる関税が段階的に引き下げられ、現時点では関税がゼロとなっています。

そのため、日本ではスーパーやコンビニでも安くてそこそこ美味しいチリ産ワインを買うことが出来ます。

もし1000円のチリ産ワインと同じようなレベルのフランス産ワインを飲もうと思ったら、3000円以上はするはずです。

 

このアルマヴィヴァについては、フランスボルドー1級ワインの「シャトー・ムートン・ロートシルト」を手がけるフィリップ男爵が、チリの最大手ワイナリーの「コンチャ・イ・トロ」と組んで作ったワインです。(ちなみに同様のコンセプトによりアメリカで作っているワインが「オーパス・ワン」です)

アルマヴィヴァは、いわば”チリのムートン”と呼べるものです。

ブドウの品種として、ボルドーワインにはカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、メルロが使われることが多いですが、このアルマヴィヴァはチリの代表ブドウ品種である「カルメネール」が使われているところが特徴です。

カルメネールは歴史的にみてメルロと勘違いされていたという事実もありますので、チリにおいてボルドーっぽさを出すのに一役買っているのでしょう。

 

ムートンはビンテージの良いもので1本10万円以上はしますが、アルマヴィヴァはビンテージよる変動はほとんどなく、ムートンの数分の一の値段で購入できます。

アルマヴィヴァは、ボルドーの格付けワインと同じような、芳醇な香りが印象的でした。

ボルドー1級ワインをいただくとなるとかなり気を使ってしまいますが、それと同等の風味を気軽に味わえて、とても良い体験ができました。